冬院試ブログ一覧

はじめに

私は夏院試に落ちて冬院試を受験したのですがネットやツイッターで情報を集めるのが大変だったので、後世に残すため冬院試や院死ブログを専攻別に整理しました。 主に東京大学大学院情報理工学系研究科の冬院試を受験する人向けです。

冬院試ブログ

冬院試を受験したブログを専攻別にまとめました。年は冬院試を受験した年です。

電子情報学専攻

創造情報学専攻

コンピュータ科学専攻

冬院試はあるのに見つかりませんでした。見つけた方は教えてください。

その他

冬院試を受験せずに就活や留学するパターンです。 年は夏院試に落ちた年になっています。

  • 2018 eeic2017の先輩で留年して就活しています。note.com
  • 2018 機械系 冬に海外の大学院を受験して留学していますqiita.com
  • 2019 おそらく計数の人かな?留年して就活しています note.com

まとめ

冬院試や院死に関するブログをまとめました。他にも見つけたら追記しようと思います。 冬院試を受験することになった人は頑張ってください。

冬院試(電子情報)の勉強法

はじめに

私は東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻の2020年度の冬院試を受験したので、その経験に基づき対策の仕方と出題された問題について書きたいと思います。

試験の概要

東大の情報理工の電子情報学専攻の試験科目は以下のようになっています。

  • 英語
  • 数学
  • 専門科目

TOEFL ibtが120点満点、数学が300点満点、専門科目は300点満点です。 電情では英語は合格基準に見られてないです。数学と専門科目の合計が300点超えていれば合格するだろうと言われてます(夏では)。 夏と違い、冬は過去問が公開されていません。

英語

冬はTOEFL ibtのみです。

数学

募集要項には線形代数微積、確率統計の3分野と書かれてます。大問1が線形代数、大問2が微積、大問3が確率統計になっています。冬は電情よりの問題になってました。問題の難易度は大学の教養レベルです。

専門科目

電気電子回路,計算機アーキテクチャ論理回路アルゴリズムとデータ構造,情報通信,コンピュータネットワーク,信号処理,情報理論の分野から 5 題出題すると募集要項に書かれてます。大問1が電気回路or電子回路、大問2が計算機アーキテクチャor論理回路、大問3がアルゴリズムとデータ構造、大問4が情報通信orコンピュータネットワーク、大問5が信号処理or情報理論という構成になっています。5つの大問から3題選んで解答する必要があります。

対策の仕方

英語

上記に書いたように冬院試ではTOEFL ibtだけです。情報理工に結果を1月上旬までに送付する必要があり送付に2ヶ月かかるので、逆算して11月末までにTOEFL ibtを受験しなければなりません。EEICは9月に中間発表があるのでそれ以降にibtを受けようと思いましたが、鉄は熱いうちに打てということで9月末に受けることにしまいました。中間発表が近くにありそっちに労力を割きたかったので、早起きして午前中に1時間の勉強を1ヶ月間継続することにしました。 ibtは、listeningとreadingのみのitpと違い、speakingとwritingも追加されます。この4つのセクションから構成されていて各セクション30点満点の合計120点満点です。 以下にセクションごとの対策方法と使用した参考書を書きます。

英単語

まず英単語ですが一番有名な単語帳を使いました。TOEFLはreadingで学術的文章が出題されるので、それの対策用でした。

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略) | 神部 孝 |本 | 通販 | Amazon

ランク1から4までありますが、ランク2まで暗記しました。全部覚える必要ないと思います。

reading

参考書は買わずにETSが公式に出している下記の問題集からreadingのセクションを抜粋して解きました。実戦対策に時間制限を設けてました。

ETSコウニンガイド TOEFL IBT ニホンゴバン4E | Educational Testing Service, 功, 林 |本 | 通販 | Amazon

listening

YouTubeで毎日CNNニュースを聞きました。あとはETSの公式の問題集を解きました。

speaking

壁に向かって英語で話して練習しました。

writing

参考書に書いてあるテンプレートを暗記しました。参考書の例題とETSの問題で演習をしました。

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ ライティングの教科書 | 飯島 哲也, Jessica King |本 | 通販 | Amazon

数学

夏と違い、冬院試は他専攻共通の問題でなくなり電情固有の問題になると聞いてました。また、去年に冬院試を受けた人から第2問がかなり専門っぽくなると聞いてました。構成は第1問が線形代数、第2問が微積、第3問が確率統計です。専門科目と比べて数学の重要性は低いと思ったので、試験1ヶ月前から勉強を始めました。分野別の対策と別に、夏の過去問を12年分解きました。(冬の過去問は無いので)

線形

線形の対策はマセマを使って対角化と直交行列までの基礎を抑えました。

Amazon.co.jp: スバラシク実力がつくと評判の線形代数キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!: 馬場 敬之: 本

微積

専門っぽくなると予想したので、専門科目の電気回路のラプラス変換を使う微分方程式を証明から公式まで復習しました。

確率

特に対策しませんでした。

専門科目

夏で痛い目にあって専門科目の重要性を理解したので、一番力をいれました。試験の3ヶ月前から対策を始めました。大問5つから大問3つを選択する形式ですが、どれか1つ難しい大問が出ても爆死しないように、学習して大問1,2,3,5の対策をしました。夏は過去問過学習をして痛い目にあったので、過去問中心ではなく復習ベースで行いました。専門科目は忘れやすいので、大体5周してました。

大問1 電気回路、電子回路

大問1は電気回路or電子回路がでます。たまに両方統合されたような問題がでることもあります。 電気回路は、授業ノートの見直しと中間期末の解き直しを中心に行いました。後は夏の過去問を確認程度にときました。

電子回路は、オペアンプ の計算ができれば電気回路の要領で解けるので、オペアンプ の計算の仕方を抑えました。あとは夏の過去問を回しました。

大問2 デジタル回路、コンピュータアーキテクチャ

デジタル回路は授業のスライドの見直しをして、中間期末を解きなおしました。加算器とFSMに力をいれました。夏の過去問も解きました。

コンピュータアーキテクチャは教科書を読み直して1から理解するようにしました。キャッシュ、仮想記憶、パイプラインはとくに力をいれました。教科書の章末問題と夏の過去問も解きました。

コンピュータアーキテクチャ (電子情報通信レクチャーシリーズ) | 坂井 修一, 電子情報通信学会, 電子通信学会= |本 | 通販 | Amazon

大問3 アルゴリズム

アルゴリズムとデータ構造という参考書を中心に勉強してました。参考書に書いてあるアルゴリズムを理解してPythonで書く練習をしてました。参考書を読んでわからなかった時は、ググってwikipediaや他大の講義スライドやAtCoderのスライドを読んで理解を進めてました。夏の過去問を解きました。

データ構造とアルゴリズム (新・情報 通信システム工学) | 五十嵐 健夫 |本 | 通販 | Amazon

大問5 信号処理、情報理論

信号処理は、2Aの信号解析基礎の授業ノートを見直しました。3Sの信号処理の中間を中心に演習をしてました。夏の過去問を解きました。

情報理論は、2Aの授業ノートと教科書で復習してました。演習は2Aの期末を使ってしました。夏の過去問を解きました。

Amazon.co.jp: 情報理論: 今井 秀樹: 本

出題された問題

数学

大問1 線形代数

線形代数。典型的な固有値を求める問題。後半は分からず半分解いて撤退。

大問2 微積

微分方程式ラプラス変換を使って解くように指示があった。ほぼ、電気回路と同じだったので、かなり内部有利な問題だった。ラプラス変換の証明も出たが、暗記していたので余裕で完答

大問3 確率

大学受験レベルの確率の問題。6割ほど解けた。

専門科目

大問1 not 電気回路 but 制御

電気回路と思いきや、制御の問題だったので、解くのを諦め捨てた。

大問2 デジタル回路、コンピュータアーキテクチャ

(1)~(3)はコンピュータアーキテクチャのキャッシュミスについての知識を問う問題。(3)だけ解けた。

(4)~(6)は前半に関係がなくデジタル回路のFSM。全部解けた。

大問3 アルゴリズム

floatとintの違いを説明。文書の文字数をカウントをする関数を作らされた。オーバーフローについても出題された。後半は、数学の証明問題。全部解けたと思う。

大問5 情報理論

教科書の状態遷移図が丸々出題された。全部解けた。

得点開示

  • 英語(TOEFL ibt):70点(120点満点)
  • 数学:188点(300点満点)
  • 専門科目:206点(300点満点)
  • 面接:60点(100点満点)

ちなみに夏の結果は

  • 英語(TOEFL itp):567点(677点満点)
  • 数学:155点(300点満点)
  • 専門科目:105点(300点満点)
  • 面接:0点(100点満点)(筆記で落ちて面接に進めていない)

専門科目を手厚く勉強したかいがあったなという結果でした。数学も微分方程式ラプラス変換で稼いだ感じがありました。

当日の様子

受験人数は110名ほどいました。大半が留学生ですが。内部は私を入れて5人いました。 試験の手応えはあったが、落ちると留年だし受験者がめっちゃ多かったので、試験終わってから結構不安でした。 合格者は13名でした。(倍率8倍)内部生は全員合格していました。ちなみに合格発表は試験の3週間後でした。(去年は2週間でした)

まとめ

院試は数学より専門科目が重要なので、専門科目を手厚く勉強した方がいいです。冬院試は卒論と重なりメンタル的につらく倍率がくそ高いので、夏に受かった方がいいです。もし院試について聞きたいことがあったらtwitterのDMなどで気軽に聞いてください。

院試に振り回された話(院死)

自己紹介

簡単に説明すると、夏院試に落ちて冬院試に合格した東大4年生です。 夏院試に落ちて人生に絶望していましたが、心機一転、冬院試に合格したおかげでストレートで卒業がすることが決定し、人生の調子が戻りました。

また、本記事は eeicアドベントカレンダー2019 に参加しています。

冬院試のブログをまとめたので、こちらも参考にしてみてください。 naoaki0802.hatenablog.com

学科

私は東大工学部EEICに所属していて深層学習やコンピュータビジョンに興味があったので、4年生には深層学習系の研究室を志望して運良く現在所属している研究室に配属されました。院に行く理由は研究がしたいとかではなく、周りが院進するしモラトリアムを伸ばしたいという意識が低い感じです。

院試受験歴

私は院試を二回受験しました。

  • 1回目 2019年8月 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 不合格
  • 2回目 2020年1月 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 合格

このように4年生の夏と冬にそれぞれ1回ずつ受験しました。なぜ院試を2回受験したのかを順に説明したいと思います。

試験の概要

東大の情報理工の電子情報学専攻の試験科目は以下のようになっています。

  • 英語
  • 数学
  • 専門科目

TOEFL itpが677点満点(TOEFL ibtなら120点満点)、数学が300点満点、専門科目は300点満点です。 電情は英語は足切り程度にしかならないです。数学と専門科目の合計が300点超えていれば合格するだろうと言われてます。

英語

TOEFLの結果のみです。募集要項にはTOEFL ibtを事情があってどうしても受けられない人のみTOEFL itpを団体受験するように記載がありますが、ほとんどの人がTOEFL itpを選んでました。夏の時は私もTOEFL ibtを個人でわざわざ受験するのはめんどかったので例によってTOEFL itpを選択しました。(冬はTOEFL itpを代用することができずTOEFL ibtのみ)(TOEFL ibtの受験料は3万円だが、TOEFL itpは無料)

数学

募集要項には線形代数、解析、確率統計の3分野と書かれてます。大問1が線形代数、大問2が確率、大問3が確率統計になっています。夏のときは情報理工の他専攻と共通の問題でした。問題の難易度は大学の教養レベルです。

専門科目

電気電子回路,計算機アーキテクチャ論理回路アルゴリズムとデータ構造,情報通信,コンピュータネットワーク,信号処理,情報理論の分野から 5 題出題すると募集要項に書かれてます。大問1が電気回路or電子回路、大問2が計算機アーキテクチャor論理回路、大問3がアルゴリズムとデータ構造、大問4が情報通信orコンピュータネットワーク、大問5が信号処理or情報理論という構成になっています。5つの大問から3題選んで解答する必要があります。

試験対策

6月くらいから周りの友達が院試勉強を始めていたので私もそれくらいの時期から院試勉強を始めました。とりあえずTOEFL itpの勉強と数学の基礎固めを7月中旬までしていました。数学は基礎固めが終わったらひたすら過去問を解きました。英語も文法の参考書や単語帳をやりまくり試験直前は過去問を解きました。 専門科目の勉強は7月の下旬から始めました。私は定期試験は授業に出席せずシケプリと過去問だけ解いて単位を取るという意識最底辺プレイをしていたので専門科目の知識はほぼ身についておらず最初は専門科目の過去問をみてもほとんど解けない状態でしたが、お得意の過去問過学習をすることで過去問の内容は完璧にしたつもりでした。

夏院試の受験

  • 8/6にTOEFL itpがありました。手応え的にはまずまずで550くらいかなという感じでした。
  • 8/19に数学と専門科目の試験がありました。数学はまあ難しく150から180くらいという印象でした。専門科目は傾向が変わり過去問のみしか対策していない私は爆死しました。
  • 8/23 筆記試験の合否発表(夏の電情は筆記試験を通過した人のみが二次の口述試験に進める)すがる思いで番号を確認しましたが私の番号はありませんでした。

このようにして夏の院試に落ちて、院試落ちという不名誉の称号を手に入れました。大学受験で落ちて浪人することはマイナスのイメージを持たれませんが、内部生が院試で落ちることはかなりのマイナスのイメージを持たれるので、私はかなりのショックを受けました。(内部生の合格率は9割ほど)院試に落ちてから自分に劣等感を抱くようになり自信をなくしサークルに行かなくなりました。

落ちた原因

自分なりに落ちた原因を分析しました。

  1. 勉強開始の時期が遅かった
  2. そもそも試験に必要な専門科目を2Aで履修しなかった
  3. 専門科目の勉強が手薄だった
  4. 定期試験をサボりすぎた
  5. 院試の分析が足りなかった
  6. 就活をしていなかった
  7. 併願をしなかった

それぞれ解説しようと思います。

1. 勉強開始の時期が遅かった

6月くらいから始めたと上には書いてますがやる気がでず最初はだらだらやってました。本腰を入れたのは7月からだと思います。

2. そもそも試験に必要な専門科目を2Aで履修しなかった

私は2Aの時は1限に行きたくないという理由で1限の授業は木曜日だけしか履修していませんでした。そのため、院試に必要な信号解析基礎と情報理論は履修しておらず,それらの科目の知識は7月の時点で初見でした。

3. 専門科目の勉強が手薄だった

初見の科目があることでやる気が出ず授業の復習をほとんどせず過去問ローラーだけをしました。専門科目は5問中3題選択ですが、私は3つの分野に絞りました。大問1,2,5です。なぜこういう選択をした理由は、4つ目の分野の勉強は時間的に間に合わないと思ったうえにこれ以上対策するのはメンドイと思ったからです。(大問1と2の傾向が変わり爆死しました)(授業の復習をしていればその傾向の変化に対応できました)(4つ目の分野の勉強をすればよかった)

4. 定期試験をサボりすぎた

3年生の時は授業にほとんど出席せずに学生実験は班の優秀なメンバーに任せて何の理解もせずに単位を取得してました。このせいで4年生になり院試の勉強をするぞってなったときに専門科目の過去問を見たときに何もわからんってなりました。この専門性が身についていないことと、勉強開始の時期が遅いこともあり真面目に教科書や授業の復習をしたら間に合わないという判断をしたので定期試験と同様に過去問過学習をしました。今振り返ると、この過去問過学習という選択が私の院試落ちを決めつけたと思います。(東大工学部は単位認定が緩いので直前に過去問過学習するだけで単位がとれてしまう)

5. 院試の分析が足りなかった

それは専門科目の重要性です。英語はそもそも合格基準に使われていない感じでした。また、過去には数学が35点で受かった人がいるましたが、専門科目はそんな感じの点数で合格している人はいませんでした。専門科目は悪くても120-150点(4-5割)ほど得点していないと合格できないようです。つまり、専門科目には足切りが存在するということです。

  • TOEFL itp 567点
  • 数学 155点
  • 専門科目 105点

これが私の夏の結果です。見ての通り専門科目は4割を切っているので足切りされました。内部生には私と3教科の合計点は変わらないのに専門科目が私より40点ほど高い(足切りラインを超えている)ので合格している人がいました。このように電情では英語と数学は軽視され専門科目は重視されることがわかりました。

6. 就活をしていなかった 7. 併願をしなかった

院試落ちの原因には直結していないと思いますが、未就活院試単願野郎が院試に落ちると来年度の予定が未定になって精神が不安定になります。実際私は自分の学力を見誤り未就活院試単願野郎のまま院試に落ちて4年生の後半はメンタルが不安定でした。まあ理系なので学部で就活する人が圧倒的に少数なので自分も就活すればよかったとは完全には思いませんが、電気系工学専攻などに併願すればよかったとは強く思ってます。(出願代をケチって併願しなかった)

院死してから

まあ就活をしていなかったので、残された道は冬院試を受けるしかありません。幸にも私が志望していた電情は冬院試を実施しているので、院死した8月末に冬院試の受験を決めました。(ほとんどの大学院は冬に院試を実施しません) 念のため冬院試落ちた時のシナリオは考えてました。指導教員には卒論の単位を取ることを勧められたので、卒論の単位を取りつつ、その他の単位を取り消すことで単位不足の理由で留年して学費を抑えるために休学しようと狙ってました。簡単にいうと、休学して翌年度の夏の院試を受けようって感じです。

TOEFL ibt

冬院試は夏よりメンドイです。冬院試では、TOEFL itpを代用することができないので、個人で3万円払ってTOEFL ibtを受験する必要があります。英語の勉強は早めに終わらせたいと思い9月末にTOEFL ibtを受験することにしました。EEICは9月に卒論の中間報告があるのでその準備をしながら、TOEFL ibtの勉強を毎日1-3時間ほどやりました。readingとlisteningのみのitpと違って、ibtはwritingとspeakingもやる必要があるので、私はwritingとlisteningを重点的に対策しました。結果は70点でした。まあ冬院試の日本人受験者の中では平均くらいかなと思いTOEFL ibtの受験はこの1回のみでした。(TOEFL ibtのスコアを上げるために2回受ける人もいる)

冬院試の対策

10月は院死のショックもありなんとなく研究するフリをしていました。11月からは勉強する習慣をつけたいと思って毎日夏院試の過去問を1時間だけ解いてました。(夏の反省をいかしてない)(この勉強は定着せず習慣をつけるため) 12月は院死のショックも和らぎ本格的に冬院試に向けて勉強を始めました。 この5点を頭に入れて対策をしました。

  1. 卒論の出来を諦める
  2. 毎日勉強する
  3. 進捗(勉強したこと)を管理する
  4. 夏の反省をいかす
  5. 同期に相談

1. 卒論の出来を諦める

まあ冬院試(1/28,29)は卒論の提出時期(2/7)に被るし、私にとっては冬院試の方が卒論と比べて圧倒的に重要でした。卒論は提出すれば単位が貰えると聞いたので、私は冬院試が終わったら本格的に卒論を頑張ろうと12月に決意しました。

2. 毎日勉強する

冬院試を受ける人は周りにほとんどいなかったので、孤独に負けないために毎日3-5時間ほど勉強することにしました。また、study plusというアプリで毎日勉強時間を記録してました。周りの同期が卒論に集中している中で1人勉強するのは辛く、勉強時間を可視化することで自分に自信を持たせるためです。もちろん、年末年始は返上してずっと勉強してました。

3. 進捗(勉強したこと)を管理する

excelを使って進捗を管理しました。どの分野をいつにどこまでやったのかをわかりやすく可視化して勉強の効率を上げました。特に専門科目の内容は忘れやすいため、進捗を可視化することで次にどこを復習するかをすぐにわかるので、専門科目の理解と定着の手助けとなりました。

4. 夏の反省をいかす

これが一番重要です。夏で専門科目の重要性がわかったので、専門科目に勉強時間の多くを割きました。電情では、冬院試は夏と違い、過去問が公開されていないので、授業の復習をせざるを得ません。また、夏の数学は全専攻で共通でしたが、冬院試は数学は共通ではなく専攻特有の問題になると先輩から聞きました。(去年度は数学の微分方程式がRLC回路そのままだったらしい)そのため、より一層専門科目の復習が重要になります。特に電気回路に力をいれました。(数学の微分方程式ラプラス変換が出るだろうと思ったため)夏は大問1,2,5のみの対策で逃げ道を用意しませんでしたが、冬は大問1,2,3,5の対策をしてわからない大問があっても爆死しないように逃げ道を作りました。専門科目の勉強は授業の復習をメインにしました。教科書やノートの理解と定期試験の過去問やレポートを解くことに大部分の時間を割きました。夏の過去問はあくまで演習や理解の補助程度に利用することにして、夏と違い過去問過学習はやめました。 数学は1ヶ月切ってから対策を始めました。まず各分野ごとの基礎固めをマセマを用いて1週間ほどで行いました。冬院試は過去問がないので、基礎固めの後は夏の過去問で演習をしました。

5. 同期に相談

研究室同期は夏の院試に合格しているので、自分1人で勉強法を見つけるよりは同期にどういう勉強したのかを聞いた方がはるかに有益です。私は自分が選択する大問4つ全てについてどういう勉強したのかを聞いて参考にしました。実際、授業の復習と電気系工学専攻の過去問も解くことを勧められました。

まとめ

夏院試に落ちて院試落ちという不名誉の称号を手に入れた私ですが、心をいれかえて勉強することで冬院試に合格することでき、人生が回復しました。院試は過去問だけでなく授業の復習をしましょう。授業の復習の方が過去問より何倍も重要です。そして、英語や数学なんかより専門科目の方が圧倒的に重要です。もし院試について聞きたいことがあったらtwitterのDMなどで気軽に聞いてください。冬院試の勉強法や参考書などとその開示結果については別の記事で書きたいと思います。